Grep

ディスクにある複数のファイルから、指定した文字列を検索することができます。
指定したフォルダの下層のフォルダを全て検索することもできます。
・検索結果は、別のウィンドウが作成されて、そこに表示されます。
・検索結果から、条件と一致した箇所に直接ジャンプ(タグジャンプ)することができます。
共通設定 『検索』プロパティ GREP の設定によっては、GREP結果から行をダブルクリック・Enterすることでも、該当する場所にジャンプします。
(条件) …… 検索条件を指定します。何も指定せずに実行すると、ファイル名検索ができます。ただし、フォルダ名検索はできません。
(ファイル) … 検索対象となるファイル指定します。ワイルドカードが使えます。
カンマ、スペース、セミコロン(, ;)のどれかで区切ると複数の条件を指定できます。
ファイル名に(, ;)を含む場合は、ダブルクオーテーションで囲うことで、ひとつのファイル名として扱えます。
ファイルパターンの先頭に!を付ける(例: !*.obj)と,そのパターンに当たるファイルをGrep対象から外します。
ファイルパターンの先頭に#を付ける(例: #*.svn)と、そのパターンに当たるサブフォルダをGrep対象から外します。(sakura:2.1.0.0以降)
指定位置にかかわらず除外指定は検索指定より優先されます.
何も指定しない場合は、「*.*」を指定したことになります。
(フォルダ) … 検索対象ファイルのあるフォルダを指定します。エクスプローラなどからのフォルダのドロップも受け付けます。
複数フォルダを;で区切って指定することができます。;を含むフォルダを指定する場合は""で囲ってください。(sakura:2.1.0.0以降)
[現フォルダ]ボタン
    このボタンを押すと現在開いているファイルを元に「フォルダ」を設定します。
[上]ボタン
    フォルダを1階層上に設定します。(sakura:2.1.0.0以降)
単語単位で探す
    単語として識別するもののみ検索します。
    スペースなどで区切ると複数単語検索が行えます。(2.0.6.0 以降)
サブフォルダからも検索する
    指定フォルダの下層フォルダからも検索するかどうかを指定します。
現在編集中のファイルから検索
    現在編集中のファイルのみを検索対象に指定します。
    編集中の内容ではなく、最後に保存されたファイル内容から検索して一覧を作成します。※データから検索
英大文字と小文字を区別する
    半角英字の大文字と小文字を区別して検索するかどうかを指定します。
正規表現 … 検索条件に、正規表現を使うかどうかを指定します。
ファイル毎最初のみ検索 … ファイル毎に1回だけ結果を出力します。
ベースフォルダ表示 … ルートフォルダの表示とそこからの相対パスで出力します。(sakura:2.1.0.0以降)
フォルダ毎に表示 … サブフォルダ毎にパスをまとめて相対パスで出力します。(sakura:2.1.0.0以降)
文字コードセット
    検索対象となるファイルの文字コードセットを選択します。
    自動選択、SJIS、JIS、EUC、Latin1(Windows-1252)、UTF-16、UTF-16BE、UTF-8、CESU-8、UTF-7、コードページから選択します。
    (sakura:1.x 以前)どの文字コードを選択しても、検索時には、SJISに変換してから検索します。
CP … 文字コードセットでコードページを選択できるようにします。(sakura:2.2.0.0以降)
フォルダの初期値をカレントフォルダにする
    現在開いているファイルがあるフォルダを(フォルダ)の初期値にします。次回のダイアログ表示時に反映されます。

<結果出力> … 検索条件に合致した箇所の出力方法を指定します。合致した箇所はその先頭の合致箇所の位置が示され、タイプ別設定 『カラー』プロパティで「検索文字列」に指定した色でハイライト表示されます。
該当行 … 合致した箇所のある行全体を表示します。
該当部分 … 合致した文字列だけを表示します。
非該当行 … 合致しなかった行だけを表示します。(sakura:2.2.0.0以降)

<結果出力形式> … 検索条件の結果の出力形式を選べます。
ノーマル … 一つづつ列挙して出力します。
ファイル毎 … ファイル毎にまとめて出力します。いわゆるWZ風の形式です。
結果のみ … 結果部分のみ出力します。(sakura:2.1.0.0以降)



※正規表現は、正規表現ライブラリによって実現していますので、お持ちでない方は別途入手していただく必要があります。


ヒント
編集中のドキュメント、Grep結果などの中から行を抽出したい場合は、「検索」の[該当行マーク]と「ブックマーク一覧」の[コピー]を組み合わせると便利です。

マクロ構文
・構文: Grep( str1 :String, str2 :String, str3 :String, int4 :Integer, int5 :Integer );
    str1    検索文字列
    str2    検索対象にするファイル名
    str3    検索対象にするフォルダ名
    int4    オプション(省略可能、ただしPPAマクロは省略不可)
    int5    文字コードセット(省略可能、ただしPPAマクロは省略不可)(sakura:2.1.0.0以降)
・記録: ○
・解説
オプションには以下の値の組み合わせを指定できます。
    0x01    サブフォルダからも検索する(省略時規定値)
    0x02    この編集中のテキストから検索する(未実装)
    0x04    英大文字と英小文字を区別する(省略時規定値)
    0x08    正規表現
    0x10    文字コード自動判別
「結果出力」
    0x00    該当行
    0x20    該当部分(省略時規定値)
 0x400000    非該当行(sakura;2.2.0.0以降) 「出力形式」
    0x00    ノーマル(省略時規定値)
    0x40    ファイル毎
    0x80    結果のみ(sakura:2.1.0.0以降)
文字コードセット
    0x0000    SJIS(省略時規定値)
    0x0100    JIS
    0x0200    EUC
    0x0300    UTF-16
    0x0400    UTF-8
    0x0500    UTF-7
    0x0600    UTF-16BE
    0x0700    CESU-8
    0x0800    Latin1(Windows-1252)
    0x6300    自動選択
    0x010000;  単語単位で探す(sakura:2.1.0.0以降)
    0x020000;  ファイル毎最初のみ検索(sakura:2.1.0.0以降)
    0x040000;  ベースフォルダ表示(sakura:2.1.0.0以降)
    0x080000;  フォルダ毎に表示(sakura:2.1.0.0以降)
文字コード自動判別を設定した場合と文字コードセットを 自動選択にした場合の動作は同じです。
int4の文字コードセットよりint5が優先されます。

注意
キーマクロ中では 10進数の定数表記しか受け付けません。
オプションは10進数に直して記述してください。

注意
Grepのダイアログをマクロで出すことはできません。
マクロからは必ず新しいウィンドウを作成してGrepします。